SWELLのABテスト機能は無料で利用できます。

使い方は非常に簡単です。「ブロック挿入ツール」で「ABテスト」ブロックを選ぶだけです。

初心者でも3分でABテストを開始できます。
この記事では、SWELLでABテストをおこなう手順を解説します。
この記事を読むことで、CTAボタン(購入ボタンなど)のクリック率改善が期待できます。
この記事を書いている人(開く)


- ConoHaWING歴5年
- SWELL歴4年
- SEO検定一級合格
- 月収6ケタ(プラチナランク)
- 某ASPの社員


















SWELL「ABテストブロック」とは?【無料で使える】


サンプル
SWELLを始めるBテストブロックとは、AパターンとBパターンの2つの要素(ボタンやテキストなど)を設定し、どちらが良い結果を生むかテストできる機能です。



SWELLテーマを利用しているユーザー限定の機能です。


注意点は「ABテストブロック」は「2つの異なる要素をランダムに切り替えるだけのブロック」ということ。
ボタンのクリック数などを数値で計測・比較したい場合は、「SWELL広告タグ」または「SWELLボタン」で要素を作成し、それをABテストブロック内に設置する必要があります。
【SWELLボタンブロックサンプル】
広告タグサンプル
WordPressでABテストをおこなう場合、通常は「Googleオプティマイズ(サービス終了)」や「SiTest(サイテスト)」といった外部ツール(多くは有料)が必要です。
SWELLなら追加料金や複雑な設定は不要で、すぐにABテストを始められます。
ABテストが使えるテーマは、SWELLとTHORだけ
テーマ名 | SWELL | アフィンガー6 | THE THOR | サンゴ | ジン |
---|---|---|---|---|---|
インプレッション | 可 | 有料プラグイン必要 (4,980円込) | 可 | 不可 | 不可 |
クリック | 可 | 有料プラグイン必要 (4,980円込) | 可 | 不可 | 不可 |
WordPressテーマの中で、標準機能としてABテストが使えるのは、SWELLとTHE THORのみです。
例えば、AFFINGER6(アフィンガー6)でABテストをおこなうには、別売りの「ABテストプラグイン3」(4,980円・税込)を購入する必要があります。
他のテーマでABテストをする場合も、プラグインを利用することが一般的です。無料のプラグインもありますが、日本語に対応していなかったり、設定が難しかったりします。
一方、SWELLは標準でABテスト機能が搭載されており、管理画面も日本語で分かりやすいです。ブログ初心者でも簡単に操作できます。
実際に、SWELLのABテスト機能とSWELLボタンを活用することで、毎月10万円以上の収益を安定して達成した事例もあります。
SWELL「ABテストブロック」の使い方【動画で解説】
SWELLの「ABテストブロック」の使い方は簡単です。
ブロック挿入ツールから「ABテスト」ブロックを選択し、比較したい2つの要素(AパターンとBパターン)を入れるだけです。



初期設定では「50%対50%」の比率で、2つのパターンがランダムに表示されます。


表示比率の調整も可能です。
例えば「30%対70%」に変更したい場合は、ブロック設定(インスペクター)の「ブロックプロパティー」から比率を調整できます。



SWELLでABテストを始める手順は、以下の3ステップです。
テストの目的を明確にすることで、より精度の高い検証ができます。
「キャッチコピーAとBのどちらがクリックされるか」「画像AとBのどちらが良い反応か」など、具体的に何を比較するか決めます。
最後に、比較したい要素(「SWELL広告タグ」や「SWELLボタン」で作ったものなど)をABテストブロックの中に設定します。
STEP2で決める比較要素としては、以下の3つのパターンが一般的です。
それぞれ解説します。
文字量のABテスト


1つめは、文字量のABテストです。
ボタンやバナー内のテキスト量を変えてクリック率を比較し、ユーザーにとって最適な文字数を見つけ出します。
- バナー内に占めるテキストの割合
- 言葉の言い回し
- テキストのレイアウト
例えば「短いテキストの方が効果的」という結果が出れば、他の記事のライティングやバナー作成にも応用できます。
画像のABテスト


2つめは、画像のABテストです。
画像の違いでクリック率がどう変わるかをテストします。
- 全くデザインの違うバナー
- 同じキャッチコピーでデザインの違うバナー
- 同じデザインだが人物の性別が違う
- シンプルなデザインと加工強めなデザイン
画像のABテストをおこなうメリットは、効果の高いデザイン(勝ちパターン)を発見できる点です。
テスト結果で反応が良いデザインを採用すれば、アフィリエイト収益の向上が期待できます。
勝ちパターンが見つかれば、サイト全体のデザインや他のバナー作成にも応用でき、作業時間の短縮にもつながります。
訴求のABテスト


3つめは、訴求のABテストです。
キャッチコピーやボタン周りの短いテキスト(マイクロコピー)などで、異なる訴求を用意し、どちらがより高いクリック率を獲得できるか検証します。
- 価格
- 機能
- 効果
- ベネフィット
- 割引
訴求内容は、売上を左右する重要な要素です。
デザインが優れていても、訴求内容がユーザーに響かなければ行動につながりません。逆に、デザインが平凡でも、魅力的な訴求であればユーザーは行動を起こします。
SWELLのABテストブロックを活用すれば、ブログ初心者でも効果的な「稼げる訴求」を簡単に見つけ出すことができます。
ABテストができない2つの条件【投稿ページと固定ページのみ】
SWELL「ABテストブロック」は、以下のABテストは実施できません。
それぞれ解説します。
記事タイトルのABテスト
記事タイトルのABテストはできません。
その理由は、記事タイトル入力欄に「ABテストブロック」を挿入することができないためです。
ABテストブロックが利用できるのは、ブロックエディターが使える記事本文エリア(投稿ページや固定ページ)のみです。
同様に、お問い合わせフォームやウィジェットエリアなどもABテストの対象外です。
ブログパーツを使ったABテスト
ブログパーツ機能を使ったABテストもできません。
SWELLのブログパーツ機能を使って作成・表示させた「SWELLボタン」や「広告タグ」は、クリック数などの数値を計測できない仕様になっています。
「SWELLボタン」や「広告タグ」の数値計測機能が有効になるのは、投稿ページや固定ページの編集画面で直接設置した場合のみです。
SWELL:ABテストで良い連鎖が起きる【3つのメリット】


SWELL「ABテストブロック」を使うメリットは、3つあります。
それぞれ解説します。
ブログ初心者でもABテストができる
1つめのメリットは、ブログ初心者でもABテストができること。
クリック操作中心でABテストの設定ができ、専門知識や難しい操作は不要です。
そのため、初心者でも安心して試すことができます。
もちろん、SWELLユーザーであれば追加料金なしで、無料で利用可能です。
短期間で「勝ちパターン」がわかる
2つめは、短期間で「勝ちパターン」がわかること。
その理由は、ABテストの設定が非常に簡単だからです。
他のツールでABテストをおこなう場合、準備だけで1日かかることも少なくありません。
- プラグインを入れる
- パラメータを準備
- ボタンデザインする
SWELLなら10分で始められます。
すぐにテスト結果のデータ収集が始まるため、検証サイクルを早く回せます。
- この文言が刺さる
- こんな訴求が成約率あがる
- このバナーはクリックされやすい
効果的な勝ちパターンを早期に発見できるため、収益化までの期間を短縮できます。
柔軟性が高い


3つめは、柔軟性が高いこと。
「ABテストブロック」は、他のSWELLブロックと組み合わせて使用できるためです。
例えば、アコーディオンブロック、テーブルブロック、リッチカラムブロックなど、様々なブロックと併用が可能です。
これにより、以下のような多様なABテストも実現できます。
- バナーデザインのABテスト
- ファーストビューのABテスト
- リード文のABテスト
上記のサンプルページでは、「リード文(冒頭文)」のABテストをおこなっています。ページを再読み込み(F5キーなど)すると、表示されるリード文がランダムに切り替わります。



どちらのリード文がより読者の関心を引きつけ、離脱率を低く抑えられるかを、データに基づいて判断できます。
リード文はサイトの第一印象を決める重要な要素ですが、何が最適か判断するのは難しいものです。
SWELLのABテストブロックを使えば、データに基づいた効果的なリード文を見つけ出す手助けとなります。
SWELLABテストブロック:数値管理が難しい【デメリット】
SWELL ABテストのデメリットは、数値管理がやや煩雑な点です。
その理由は、「SWELL広告タグ」と「SWELLボタンブロック」で計測された数値データが、それぞれ異なる場所で管理されているためです。


ABテストブロック自体に結果表示機能はなく、「SWELL広告タグ」の数値を確認するには、管理画面の「広告タグ」一覧から該当タグの詳細を見る必要があります。


「SWELLボタン」も同様に、ABテストブロックとは連携していません。表示回数やクリック数を確認するには、「SWELLボタン」を設置した投稿や固定ページの編集画面を開く必要があります。
対策としては、ABテストの内容と「SWELL広告タグ」の名前を関連付けておくことがおすすめです。
例えば、「【日付】_【テスト内容】_【記事URLの一部】」のように命名規則を決めておくと、後でデータを確認する際に分かりやすくなります。
【実録】私がSWELLのABテストで収益を1.5倍にした具体事例
「ABテストって、本当に効果があるの?」
そう感じる方もいるかもしれません。
そこで、私が実際にSWELLのABテスト機能を使って、ある記事の収益を1.5倍に引き上げたときの体験談をお話しします。
課題:クリックされない紹介ボタン
私が作成した、あるウェブサービスの紹介記事は、閲覧数が集まっているにも関わらず、公式サイトへ案内するボタンのクリック率が著しく低い状態でした。
記事の内容には手応えを感じていたため、原因はボタンの表示方法にあると考えました。
仮説:「自分ごと」に感じてもらえていないのでは?
当時のボタンのテキストは「公式サイトはこちら」という、ごく普通のものでした。これでは、読者は「自分に関係ある」と感じにくく、クリックする動機が弱いのかもしれません。
そこで、「このサービスを使えば、あなたの未来がこう変わる」というベネフィット(得られる恩恵)を提示すれば、クリック率は上がるのではないか?という仮説を立てました。
テスト内容:2つのボタンテキストで勝負
SWELLのABテストブロックを使い、以下の2つのボタンを設置しました。
- Aパターン(従来型):「公式サイトで詳細を見る」
- Bパターン(ベネフィット訴求型):「【たった5分】あなたの新しいキャリアを始める」
Aは安心感のある一般的な表現、Bは少し挑戦的ですが、読者の未来に直接語りかけるような表現です。どちらが読者の心に響くのか、テストを開始しました。
結果:Bパターンが圧勝!収益も1.5倍に
2週間後、データを見て驚きました。表示回数はほぼ同じなのに、クリック数はBパターンがAパタ―ンの1.8倍を記録したのです。
クリック率が上がったことで、サービスが成約する件数も自然と増加。結果的に、この記事からのアフィリエイト収益は、ABテスト実施前の1.5倍になりました。ボタンのテキストを少し変えただけで、これほど大きな変化が生まれたのです。
この経験から、読者の気持ちになって「どう伝えたら行動してくれるか」を考えることの重要性を、データと共に学ぶことができました。
ABテストの結果をどう見る?クリック率の計算と判断基準
ABテストを実施したら、次は結果の分析です。
でも、どうやって数値を評価すれば良いのでしょうか。ここでは、初心者の方でも分かるように、結果の分析方法と判断基準を解説します。
クリック率(CTR)を計算してみよう
まず見るべき指標は「クリック率(CTR)」です。これは、ボタンなどが表示された回数のうち、何回クリックされたかを示す割合のことです。
計算式はとてもシンプルです。
CTR(%)=表示回数クリック数×100
例えば、Aパターンが1,000回表示されて10回クリックされ、Bパターンが1,000回表示されて20回クリックされたとします。
- AパターンのCTR:(10 ÷ 1,000) × 100 = 1%
- BパターンのCTR:(20 ÷ 1,000) × 100 = 2%
この場合、Bパターンの方が2倍効果的だった、と判断できます。SWELLの広告タグやSWELLボタンで計測した「表示回数」と「クリック数」を、スプレッドシートなどに記録しておくと管理が楽になります。
どちらのパターンを採用するかの判断基準
「どれくらいの差が出たら、勝ちと判断して良いの?」という疑問が湧きますよね。
厳密な話をすると統計学の知識が必要になりますが、ブログのABテストでは、以下のシンプルな基準で判断して問題ありません。
最低でも合計1,000回は表示させる
データが少ないと、結果が偶然である可能性が高まります。
まずはA・B合わせて最低でも1,000回(できれば数千回)の表示回数が集まるまで、じっくり待ちましょう。
クリック率に1.5倍以上の差がついたら
クリック率に1.2倍や1.3倍といった微妙な差しかない場合、まだ偶然の範囲かもしれません。
しかし、1.5倍や2倍といった明確な差が出た場合は、「意味のある差」と判断して良いでしょう。クリック率が高い方を「勝ちパターン」として採用し、そちらに一本化しましょう。
意外と知らない?ABテストを始める前の準備と注意点
SWELLのABテストは手軽に始められますが、正しい結果を得るためにはいくつかコツがあります。
ここでは、テストを始める前に知っておきたい準備と注意点を3つ紹介します。
1. テストは「アクセスの多い記事」から始める
ABテストは、ある程度のデータ数(表示回数)が集まらないと、正確な判断ができません。
公開したばかりで、まだ誰も見ていない記事でテストをしても、結果が出るまでに何ヶ月もかかってしまいます。
まずは、あなたのブログの中で、毎日安定してアクセスが集まっている「エース記事」や、収益の柱となっている「キラーページ」からテストを始めましょう。
2. テスト期間は最低1週間は確保する
「早く結果が知りたい!」と焦る気持ちは分かりますが、テスト期間が短すぎるのは禁物です。
例えば、週末にアクセスが伸びるブログで、平日2日間だけテストしても、それは読者全体の正しい反応とは言えません。
曜日によるアクセスの変動を考慮するためにも、最低でも1週間、できれば2週間はテストを継続することをおすすめします。
3. 一度にテストする要素は「1つだけ」に絞る
これは初心者が最も陥りやすい失敗です。
例えば、「ボタンの色を赤から緑に変え、同時にテキストも『購入する』から『今すぐ試す』に変える」というテストをしたとします。
もし、これでクリック率が上がったとしても、それが「色」のおかげなのか、「テキスト」のおかげなのか、原因が分かりません。
ABテストの鉄則は「一度に変えるのは1つの要素だけ」です。ボタンの色をテストするなら、テキストは同じにする。テキストをテストするなら、色は同じにする。これを守ることで、何が効果的だったのかを正確に知ることができます。
SWELLならABテストが無料でできる【まとめ】
まとめです。
SWELLの「ABテストブロック」を活用することで、以下のメリットが期待できます。
- 売れる訴求軸がわかる
- コンバージョン数が増える
- 毎月安定して10万円稼げる
ABテストが無料なテーマはSWELLとトールだけ。
例えばAFFINGERで同様の機能を使うには、別途プラグイン(4,980円・税込)が必要です。SWELLなら0 円、複雑な初期設定なしでABテストを始められます。
そして、SWELLテーマを利用している限り、ABテスト機能は永久に無料で使い続けられます。