SWELLでは、ブログパーツ(テンプレート)を利用して、同じ内容を繰り返し使えます。
また、内容を編集すると、表示している全ての箇所に変更が適用されます。
つまり、ブログパーツを使うことで、ブログの更新作業が1/10になります。

本記事では、SWELLのブログパーツでできることを、私の体験をもとにご紹介します。
この記事を読むことで、記事の作成時間を短くし、質の高い記事を効率よく書けるようになります。
SWELLブログパーツ詳細(公式)この記事を書いている人(開く)

- ConoHaWING歴5年
- SWELL歴4年
- SEO検定一級合格
- 月収6ケタ(プラチナランク)
- 某ASPの社員









時短&効率化!Swellブログパーツの使い方【再利用ブロックとの違い】

「ブログパーツ」とは、あらかじめ作ったコンテンツを登録しておける機能。 ショートコードやブロック挿入ツールから、呼び出すことができます。
ブログパーツを利用すると、記事の更新作業時間を短縮できます。

たとえば、自作の日付パーツ(下図参照)を全記事で一括更新したい場合は、パーツの日付部分だけを更新すれば、一度に反映できます。

100記事の日付更新が、10秒で終わります。
類似機能で再利用ブロックがあります。


「再利用ブロックと何が違うの?」と思う人もいるでしょう。
再利用ブロックは、複数の記事で連動して更新されます。 そのため、誤って更新してしまうリスクがあります。



再利用ブロックには、リスクがあるんです。
一方、ブログパーツは、それぞれが独立しているので、安全に使うことができます。
SWELLブログパーツ詳細(公式)SWELLブログパーツ使い方|ブロック挿入&ウィジェット呼び出し
ブログパーツの使い方はとっても簡単。
上記画像①「ブログパーツ」をクリックして②「新規追加」をクリックします。


ブログパーツに、使いまわしたい文章やボタンを登録します。
ブログパーツを作成したら、投稿ページや固定ページから呼び出します。
ブログパーツは「ブロック挿入ツール」から呼び出せます(動画参照)。


ショートコードも使えるので、「この記事を書いている人」など、ウィジットエリアに出力できます。


また、ブログパーツは「用途」を登録できます。
これは、ワードプレスの「タグ」のようなもので、パーツを分類する機能です。


例えば、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」といった用途でパーツを分けることで、特定の用途のパーツだけをまとめて表示したり、更新したりできます。
これにより、複数のページを一括で編集する作業が効率化されます。
使い方:SWELLブログパーツで作業時間を激減!3つのメリット


ブログパーツのメリットは3つあります。
詳細を解説します。
キャンペーンの一括更新ができる
1つめのメリットは、キャンペーン管理がラクになること。
なぜなら、記事やキャンペーンパーツを使いまわせるからです。


例えば、よく使うパーツをブログパーツに登録して管理すれば、一括更新することでブログ作業の時短に繋がります。
- マイクロコピーの一括更新
- キャンペーン日付の一括更新
- 比較表の画像を入れ替える
- テーブル内のアフィリエイトタグを一括更新
節約できた時間は、記事の作成に充てられます。
記事から更新できる


ブログパーツは、記事内から更新できます。画像の「このブログパーツを編集する」をクリックすれば直接編集できます。
ブログパーツは、記事と記事をまたがずに更新できるので、時短に繋がります。
個性的なウィジットが作成できる


SWELLブログパーツは、呼び出しコードが使えます。
そのため、ヘッダー、フッターなど、自由に呼び出せます。
例えば、ウィジットエリアに、YouTube動画を表示させることも可能です(画像参照)。
アイデア次第で、ユーザーに印象づける「個性的なウィジット」が作成できます。
SWELLボタンの計測機能が使えない【デメリット】


ブログパーツのデメリットは、SWELLボタンで、計測機能が使えないこと。


ブログパーツ内にSWELLボタンを設置した場合、画像の通り計測できません。
ABテストで数値を取りたい場合は、投稿ページや固定ページなどに直接設置することで対策できます。
【実録】私が本当に助かった!SWELLブログパーツ活用事例3選
SWELLのブログパーツが「便利そうだ」ということは、何となくご理解いただけたかもしれません。
でも、本当のすごさは、実際に使ってみて、その時短効果を肌で感じた時に分かります。
ここでは、私がブログ運営をしていく中で「ブログパーツがあって本当に良かった!」と心から感じた、具体的な活用事例を3つご紹介します。
活用事例1:全記事共通の「自己紹介」を差し替えてブランディング強化
記事の最後に、定型文として「この記事を書いた人」という簡単なプロフィールを載せています。ブログを始めた当初は、毎回この記事ブロックをコピーして貼り付けていました。
ある時、SEO検定1級を取得した際に、自己紹介文に追記したくなったのです。
もしブログパーツを使っていなければ、過去に書いた100記事以上を一つひとつ手作業で修正する必要がありました。想像するだけで気が遠くなる作業です。
項目 | ブログパーツを使わない場合(手作業) | SWELLブログパーツを使った場合 |
作業内容 | 全記事(100記事以上)を手動で一つずつ修正 | 管理画面で対象パーツを1回修正するだけ |
想定作業時間 | 数時間以上 | 約30秒 |
ミスの可能性 | 修正漏れやコピーミスが起こりやすい | ゼロ(全記事に自動で正確に反映) |
最終的な結果 | 時間を浪費し、サイト内の情報が不統一になる | 大幅な時短が実現し、サイトの品質が向上する |
しかし、私はこの自己紹介文を「自己紹介パーツ」としてブログパーツに登録していました。おかげで、やった作業はたった一つ。ブログパーツの管理画面から「自己紹介パーツ」を編集し、一文を書き加えただけ。作業時間は、ほんの30秒です。
この30秒の作業で、100記事以上の末尾にある自己紹介文が、すべて新しいものに一瞬で更新されました。これにより、どの記事から読みに来た新しい読者さんにも、私の最新の実績を伝えられるようになり、ブログ全体の信頼性アップにつながったと感じています。
活用事例2:アフィリエイトの「キャンペーンバナー」を一元管理
私が紹介している、とある商品が「今週末限定!20%OFFキャンペーン」を始めました。これは読者にとって絶好のチャンスなので、関連する記事すべてにキャンペーンバナーを貼ってお知らせしたいところです。
この商品を紹介している記事は、サイト内に15記事ほど散らばっていました。
これも、もしブログパーツがなければ、15記事すべてを開いて、キャンペーン用のバナーに手で貼り替える作業が発生します。そして、キャンペーンが終われば、また15記事すべてを開いて通常バナーに戻さなければなりません。



考えただけでも面倒ですよね。
私は、この商品のバナーを「商品Aバナーパーツ」としてブログパーツに登録していました。
キャンペーンが始まったら、「商品Aバナーパーツ」の中身をキャンペーン用のバナーに差し替えるだけ。たった1回の作業で、15記事のバナーがすべてキャンペーン仕様に切り替わります。
週末が終わり、キャンペーンが終了したら、またパーツの中身を通常バナーに戻すだけ。これも1回の作業です。このおかげで、急なキャンペーン告知にもすぐに対応でき、収益の機会を逃さずに済んでいます。
活用事例3:ランキング記事の「順位変動」に秒速で対応
当ブログには、「おすすめレンタルサーバーTOP5」のようなランキング形式の記事がいくつかあります。
ランキングは、新しいサービスが登場したり、既存のサービスの評価が変わったりすると、順位を入れ替える必要があります。
以前、ランキング4位で紹介していたサービスの評判がすごく良くなったので、2位に格上げすることにしました。このランキングは、比較記事やまとめ記事など、合計5つの記事で同じ内容を紹介していました。



これもブログパーツのおかげで、修正は驚くほど簡単でした。
各順位の紹介ブロックを、それぞれ「ランキング1位パーツ」「ランキング2位パーツ」のように登録していたのです。
やったことは、「ランキング4位パーツ」の中身を新しい2位のサービス紹介文に書き換え、パーツのタイトルを「新・ランキング2位パーツ」に変える。そして、各記事で呼び出すパーツの順番を入れ替えるだけです。
情報の更新自体はブログパーツの編集画面で1回行うだけなので、複数の記事で内容のズレが起きる心配もありません。常に最新の、正確な情報を読者に届けられるのは、ブログパーツという仕組みがあってこそです。
初心者がやりがち!SWELLブログパーツの注意点と失敗しないためのコツ
とても便利なブログパーツですが、いくつか知っておきたい注意点があります。私が実際にやってしまった失敗談も交えながら、賢く使うためのコツをお伝えします。
注意点1:「ブログパーツの編集画面」と「記事の編集画面」を間違えない
これは本当にやりがちなミスです。
記事内に呼び出したブログパーツを見て、「あ、ここの文章を少し直したいな」と思ったとします。その時、記事の編集画面で直接その文章を直しても、ブログパーツのマスターデータは更新されません。
あくまで、その記事で呼び出しているパーツが一時的に上書きされる(あるいは、ただのブロックに変換される)だけなので、他の記事に設置した同じブログパーツには、もちろん変更が反映されません。
「あれ?直したはずなのに、他の記事は変わってないぞ?」と混乱する原因になります。
対策
変更をすべての記事に反映させたい場合は、必ずWordPressの管理画面メニューから「ブログパーツ」を選び、目的のパーツを編集するようにしましょう。記事内にある「このブログパーツを編集する」ボタンから編集画面に飛ぶのが最も確実です。
注意点2:変更が反映されない時は「キャッシュ」を疑う
ブログパーツを正しく更新したはずなのに、サイトの表示がなぜか変わらない。そんな時は、焦らないでください。原因は「キャッシュ」かもしれません。
キャッシュとは、一度表示したページの情報を一時的に保存しておき、次回から速く表示させるための仕組みです。この保存された古い情報が表示され続けてしまうことがあるのです。
対策
まずは、お使いのブラウザのキャッシュをクリア(スーパーリロード)してみてください。それでも変わらない場合は、SWELLのキャッシュ機能や、もし導入していればキャッシュ系プラグインのキャッシュを削除してみましょう。SWELLの管理画面上部にある「キャッシュクリア」ボタンを押すだけで解決することがほとんどです。
注意点3:何でもパーツ化しすぎない
便利さのあまり、「これもパーツにしよう」「あれもパーツにしておこう」と、細かくパーツを作りすぎてしまうことがあります。
すると、ブログパーツの管理画面が大量のパーツで溢れかえり、「あのパーツはどれだっけ?」と探すのに時間がかかってしまう本末転倒な事態に陥ります。
対策
ブログパーツに登録するのは、あくまで「複数の記事で共通して使い、将来的に内容を一括で変更する可能性があるもの」に絞りましょう。自己紹介、定型挨拶、広告バナー、CTA(行動喚起)ブロックなどが代表例です。パーツの名前も「〇〇用CTA」のように、分かりやすく付けておくのが管理しやすくなるコツです。
ブログパーツと再利用ブロック、どっちを使う?シーン別使い分けガイド
SWELLには、ブログパーツと似た機能として「再利用ブロック」があります。この二つ、どう使い分ければ良いか迷いますよね。
違いを簡単に言うと、以下のようになります。
項目 | SWELLブログパーツ | 再利用ブロック |
一番の目的 | コンテンツの一括更新 | 入力の手間削減(テンプレート) |
仕組みのイメージ | マスターデータ(親)とコピー(子)の関係 | デザインや構成の型紙 |
更新方法 | マスターデータを1つ直せば、全てに自動反映 | 呼び出したブロックを個別に編集(一括更新なし) |
呼び出し後の編集 | できない(マスターデータの編集が必要) | できる(「通常のブロックへ変換」して自由に編集) |
この違いを踏まえて、具体的なシーン別の使い分けをご紹介します。
ブログパーツがおすすめなケース
- 全記事共通のキャンペーン情報を載せたい時
- アフィリエイト広告のバナーを複数の記事で使い回す時
- 記事の最後に必ず載せる定型文(自己紹介やお問い合わせへの誘導文)
- サイドバーに表示するプロフィールや人気記事ランキング
このように、「中身が全く同じものを、後から一括で更新したい」という場合は、ブログパーツを選びましょう。
再利用ブロックがおすすめなケース
- レビュー記事で使う、評価項目の表テンプレート
- 商品紹介で毎回使う、メリット・デメリットのボックスデザイン
- 複雑なカラム設定や装飾を施した、お気に入りのデザインの組み合わせ
このように、「毎回使うデザインの型は決まっているけれど、中身のテキストはその都度書きたい」という場合は、再利用ブロックが便利です。呼び出した後に「通常のブロックへ変換」すれば、あとは記事ごとに自由に編集できます。
この使い分けを意識するだけで、SWELLでの記事執筆がさらに快適になりますよ。
記事リライト×3倍スピードUP!【SWELLブログパーツの使い方まとめ】
まとめです。
SWELLブログパーツは、文章やコンテンツを再利用できるテンプレートです。
画像やキャンペーンコンテンツをまとめて更新できるため、ブログ運営が楽になります。
- キャンペーンの一括更新ができる
- 日付の管理が楽になる
- バナーの入れ替えが楽になる
ブログパーツを使用すると、作業効率が高まります。その結果、新しい記事作成や記事の高品質なリライトに時間を充てられます。これにより、収益につながる可能性も高まります。
それって、とっても効率的だと思いませんか?